人気ブログランキング |

医師・医療従事者・医療機関の方々に対する法律事務所からの情報発信です。弁護士法人 河原町総合法律事務所。


by 弁護士 赤井勝治

弁護士への相談の仕方について(4)

 今回は、このテーマの最終回になります。

 弁護士に、「どのタイミングで」相談すればいいか、という点についてです。

 相談者が何を求めておられるのかというニーズによって、適切な時期はあります。

 以下では、患者さんとの間でトラブルが発生した場合を想定してお話します。

 まずは、トラブルが発生して、これからどのように対応したら良いのかが全く分からないという場合です。
 この場合には、今後の対応についてのアドバイスをさせていただくことになりますので、当然、相談していただくタイミングは、トラブルが発生した直後ということになります。
 通常は、まず、どのようにして患者さんから十分なヒアリングをしていただくのかをアドバイスさせていただくことになります。
 というのも、トラブルの内容分析も重要ですが、患者さんが何を求めているのかが分からなければ、今後の対処のしようがないからです。

 次に、トラブルが発生し、患者さんから既に一定の要求のある場合です。
 この場合には、その要求にどのように対応していくべきかをアドバイスさせていただくことになります。
 よって、相談していただくタイミングは、最初に要求があった直後ということになります。
 ここでは、仮に、その要求に回答期限等の何らかの期限がつけられていたとしても、焦って独自の判断で対応される前に、ご相談いただくのが理想です。
 そのときに取られた対応が後々まで解決に影響する場合もあるからです。
 患者さんが期限をつけてきたとしても、それは一方的に提示された期限にすぎませんので、必ずしも従う必要はありません。
 そして、独自に対応を重ねられれば重ねられるほど、弁護士としては、それ以降に取り得る選択肢が少なくなってしまうおそれがあります。

 最後は、患者さんから裁判を提起されるなど、何らかの法的手続を既に取られてしまっている場合です。
 この場合は、そのような手続を取られたことを知った直後に、速やかに相談に来ていただきたいところです。
 時々、裁判所から訴状送達など法的手続を取られたことが分かる通知を受けていながら、仕事の忙しさのためか、しばらく放置され、裁判期日等の直前になってから相談に来られることがあります。
 そのようなタイミングになると、どうしてもこちらの対応が後手後手に回ってしまい、十分な対応のできなくなるおそれがあります。

 以上、ケースを分けて説明してきましたが、相談されるタイミングが早すぎて問題になることはないので、基本的には、できるだけ早くということになります。

  赤井・岡田法律事務所
京都市中京区新椹木町通竹屋町上る西革堂町184番地
                  オクムラビル2階
        TEL(075)257-6033
        FAX(075)212-3670
執筆責任者 弁護士 赤井勝治(京都弁護士会所属)
by motomame | 2015-03-26 09:00