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by 弁護士 赤井勝治

医療法人のたたみ方について(4)

 医療法人の売却とは、文字通り、法人自体を第三者に売却してしまうことです。

 具体的には、持分の定めのある医療法人では出資持分をすべて第三者に譲渡(売却)するとともに、退社の手続により法人の社員の地位(それに伴い理事長の地位も)を失うことになります。

 全出資持分を譲渡(売却)することによって、法人の財産は全て第三者に移行し、また退社により理事長は法人関係から離脱します。

 この場合、第三者が購入するだけの価値が医療法人にあり、また、当然のことですが売却先の見つかる必要があります。

 医療法人の合併には、吸収合併と新設合併の2種類があります。

 吸収合併とは、合併する二つ以上の医療法人のうち、一つが存続して、他がその存続する法人に吸収されて消滅するケースを言います。

 新設合併とは、新しく医療法人を作って、ここに合併する二つ以上の法人がすべて吸収されて消滅するケースを言います。

 通常、合併といえば吸収合併の利用されることが多く、廃業のケースでは吸収合併を利用することになると考えられます。

 経営していた医療法人は、他の法人に吸収合併されることにより消滅し、理事長は法人経営を終えます。

 なお、医療法人の合併については、社団たる医療法人は、総社員の同意があるときは、他の社団たる医療法人と合併することができるとされており、持分の定めのある医療法人同士の合併の場合にのみ、合併後も持分の定めのある医療法人にできます。

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執筆責任者 弁護士 赤井勝治(京都弁護士会所属)
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by motomame | 2017-05-18 09:00