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by 弁護士 赤井勝治

医療訴訟における専門委員について(1)

 医療訴訟における鑑定人については、過去に取り上げたことがありました。

 「鑑定」は、専門性の高い分野について、特別の学識経験を有する第三者から意見を求めるものです。

 医師が裁判所から鑑定人になって欲しいとの依頼を受けた場合に、①時間と労力をとられ、精神的負担が大きすぎる、②法廷で人格攻撃などの質問をされ、不快な思いをするおそれがある、③何をどのように鑑定すればいいのかが分かりにくいなどといった問題点があり、近時は、これらを多少なりとも改善する努力がなされているということを述べさせてもらいました。

 ただ、現在でも、上記のような問題点が解消されているとは言い難いことは厳然たる事実です。

 現に、鑑定人の経験のある医師からは、カルテを含む膨大な訴訟記録を検討して、しかも鑑定書という書面を作成しなければならず、これにかかる時間と労力が甚大であること。そのうえ、後日、証人として法廷で尋問を受けることは、時間、労力、精神面において、かなり大きな負担であるとの指摘を受けたことがありました。

 また、鑑定事項が的外れであったり、何を求められているのかが分かり難いという指摘を受けたこともありました。

 今回は、この鑑定人とは異なる専門委員について取り上げてみたいと思います。

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執筆責任者 弁護士 赤井勝治(京都弁護士会所属)
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by motomame | 2017-03-23 16:00