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by 弁護士 赤井勝治

相続について(3)

 前回の法定相続人にあたるのは誰かの続きです。

 法定相続人の第2順位は、父母や祖父母であり、これらの者を「直系尊属」と呼びます。
 なお、父母のうちの一名でも存命であれば、祖父母は相続人にはなりません。

 第3順位は、兄妹姉妹(けいていしまい)、つまり「きょうだい」です。
 この兄弟姉妹については、相続開始時(兄妹姉妹の一人が亡くなったとき)に、すでにこれを相続する兄妹姉妹が亡くなっている場合には、その子、すなわち、甥や姪が相続人となります。

 ただし、子の場合と異なり、兄弟姉妹についてはこの甥や姪までで、この甥や姪が亡くなっている場合、その子は相続人にはなりません。
 兄弟姉妹の代襲相続は甥や姪までとなります。

 そして、ここからが誤解されていることの多い点なのですが、この第1順位から第3順位までの相続人については、上位順位者が一人でもいれば、下位の順位者は相続人にはなりません。

 たとえば、子が一人でもいれば、その子だけが相続人になり、父母や兄妹姉妹は相続人にはなりません。

 具体的な例としては、ある男性が亡くなって、その妻と子が一人いれば、法定相続人は、その妻と子のみであり、父母や祖父母、兄妹姉妹がいても、それらの人たちは相続人にはなりません。

 ここまでを簡単にまとめますと、夫や妻は常に相続人となります。
 そして、子がいればその子だけが相続人となります。
 その子がすでに亡くなっていて孫がいる場合にはその孫が、孫がすでに亡くなっていてひ孫がいる場合には、そのひ孫が相続人となります。
 子や孫が一人もいなければ、父母が相続人となります。
 父母が二人ともすでに亡くなっていれば、祖父母が相続人となります。
 そして、子や孫が一人もおらず、父母や祖父母も全員亡くなっている場合には、兄妹姉妹が相続人となります。
 その兄妹姉妹がすでに亡くなっていれば、甥や姪が相続人となります。

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執筆責任者 弁護士 赤井勝治(京都弁護士会所属)
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by motomame | 2016-12-22 10:00