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by 弁護士 赤井勝治

弁護士の立場から見た診断書作成について(4)

 次に、診断書は被害者から加害者に対する民事上の損害賠償請求のために使用されます。

 ここでは、主として、賠償金額を決めるために使用することになります。

 具体的には、どのような治療を要するものであるのか(治療費)、どれくらいの期間仕事等を休む必要のあるものであるのか(休業損害補償)、治療のための入院・通院についてどれくらいの期間を要するものであるのか(慰謝料)といったことを決める資料となります。

 したがって、ここでは傷病内容が、重要な意味を持ちます。

 これが、医師によって、まちまちなうえ、よく分からないような内容の傷病名の記載が散見されます。たとえば、「外傷性~炎」などといったものがそれです。

 本来であれば、交通事故による怪我なので、交通事故の発生日に受傷し、その受傷機転もはっきりとしていて、しかも外傷であって、受傷直後から診断時までその症状がずっと継続しているはずです。

 そうだとすれば、診断書の傷病名は、自ずと外傷の病名となるはずです。

 そして、その外傷の病名は、基本的には、解剖学的部位名に外傷(損傷)態様を加えたものになると考えられます。
 ここでいう解剖学的部位名については、医師の専門分野ですのでここでは触れません。
 外傷(損傷)態様については、これも医師の専門分野ではありますが、あえて書かせていただくと、次のようなものです。
 すなわち、骨折、脱臼、断裂、打撲、捻挫、破裂、挫傷、挫滅、出血・血腫、挫傷(皮下損傷)、挫創(切創、割創、刺創、挫滅創、擦過創)などとなります。

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執筆責任者 弁護士 赤井勝治(京都弁護士会所属)
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by motomame | 2016-07-14 09:00