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by 弁護士 赤井勝治

医療機関の事業承継について-M&A-(2)

 M&Aによる事業承継には、以下の廃院した場合のデメリットのうちのいくつかを解消できるメリットがあります。

 廃院した場合には、それまでに年月をかけて作り上げた信用や数多くの患者さんをいっぺんに失ってしまうことになり、その損失は大きいものと思われます。
 のみならず、患者さんにとっても、いつも通っていた病院が急になくなると困るでしょうし、特に治療中の患者さんにとってはなおさらでしょう。
 また、その医療機関で働いていたスタッフ全員が一度に職を失うことになります。
 そのほかにも地域医療の観点から見ても相当でないなど数多くのデメリットが発生します。
 そのほか、廃院に際しては様々な費用がかかる点も見逃すことができません。
 私は、破産管財人として、そういった処理をすることが多いのですが、不要となった医療機器や医薬品の処分一つとってもかなりの費用がかかります。

 これに対して、M&Aが上手くいけば、上記のデメリットのいくつかを解消することができます。
 すなわち、年月をかけて作り上げた信用や数多くの患者さんをそのまま引き継ぐことで、その対価を得ることができます。
 また、患者さんにとっても継続して同じ病院に通い、治療を受け続けることができます。
 さらに、働いていたスタッフ全員の雇用がそのまま守られる場合もあります。
 地域医療の観点からも、貢献を続けることが可能となります。
 そのほか、廃院に際してかかる様々な費用も、その大部分がかからなくなります。

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執筆責任者 弁護士 赤井勝治(京都弁護士会所属)
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by motomame | 2016-03-10 09:00