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by 弁護士 赤井勝治

医療訴訟における医師の鑑定について(4)

 このテーマについての最終回です。

 これまで述べてきたように、裁判所は、従来指摘されていた鑑定をめぐる問題点を解消するために、さまざまな工夫をしているほか、「アンケート鑑定」や「カンファレンス鑑定」と呼ばれる新しい試みもなされるようになってきています。

 関西では大阪地方裁判所における医療訴訟で、これらが導入されています。

 アンケート鑑定とは、複数の鑑定人に、アンケート形式の鑑定事項に対する回答を求め、その回答書を鑑定意見とする鑑定方法をいいます。
 このアンケート鑑定は、健康診断における画像読影が問題となっている場合のような短時間のうちに極めて多くの画像読影をしなければならない事案などに、有効な鑑定方法であるといわれています。

 カンファレンス鑑定とは、医療現場で実際に行われているカンファレンスにヒントを得て発案されたものであり、複数の鑑定人が、問題点について議論し、その議論の過程や結論を鑑定意見とする鑑定方法をいいます。
 このカンファレンス鑑定は、いまだ治療方法が確立していない最先端の分野など、個々の医師によって評価が分かれそうな問題をはらんでいる場合に有効な鑑定方法であるといわれています。

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執筆責任者 弁護士 赤井勝治(京都弁護士会所属)
 
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by motomame | 2015-01-15 09:00