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by 弁護士 赤井勝治

医師の応招義務について(1)

 今回は、診療拒否等に関連した問題について見ていくことにします。

 医師法19条1項は、「診療に従事する医師は、診察治療の求めがあった場合には、正当な事由がなければ、これを拒んではならない。」と定めており、これを医師の応招義務と呼んでいます。

 この義務は、医師の患者に対する直接の義務(私法上の義務)ではなく、医師が医業を独占していることから公に負っている義務(公法上の義務)であるとされています。

 では、患者さんから診察、診療を求められたにもかかわらず、正当な事由もなくこれを拒んだ場合、医師の先生方にはどのようなペナルティが課されるのでしょうか。

 まずは、こういった応招義務違反を反復した場合には、医師の品位を損する行為として医師免許の取消等の行政処分の事由となる場合があり得ます(旧厚生省の行政解釈)。

 また、医師の先生方が診療拒否したことにより、患者さんに損害が発生した場合には、先生方に過失があるとの一応の推定が働き、拒否することについて正当な事由があったことを証明しない限り、その損害を賠償する責任を負うことになります。

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執筆責任者 弁護士 赤井勝治(京都弁護士会所属)
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by motomame | 2014-08-14 09:00