医師・医療従事者・医療機関の方々に対する法律事務所からの情報発信です。赤井・岡田法律事務所HP: http://www.akai-okadalaw.com


by 弁護士 赤井勝治

医師賠償責任保険について(1)

少し遅くなりましたが、新年明けましておめでとうございます。

 本年も昨年に引き続き、医師をはじめとする医療従事者や医療機関の方々に対して、有用な情報を発信していきますので、どうかよろしくお願いいたします。
 それでは、早速、本題に入っていきます。

 医師賠償責任保険とは?

 万が一医師の先生方の不注意によって医療事故が発生し、患者さんに損害が発生してしまった場合、その医師の先生方は患者さんやそのご遺族に対して損害賠償責任を負うことになります。医療事故における損害賠償金は高額になることが少なくなく、医師の先生方がそうした万が一の場合に備えてあらかじめ加入するのが医師賠償責任保険(「医賠責」)です。保険制度の目的という点では、交通事故に備えて加入する自動車保険と同じといえるでしょう。

    本稿をご覧になっている病院や診療所を開設した医師の先生方が加入する医賠責には、大別すると二つの種類があり、①日本医師会が契約者(保険料を支払う人)となり、日本医師会のA会員を被保険者(保険の補償を受ける人)とする日本医師会医師賠償責任保険(「日医医賠責保険」)と、②病院等の開設者が契約者となり、開設者や管理者を被保険者とする病院賠償責任保険があります( 病院や診療所に勤務される勤務医の先生方が加入される勤務医賠償責任保険については本稿では触れません。)。
    ①の日医医賠責保険では、施設の使用・管理上の事故(たとえば、廊下に置いてあった医療器具が倒れて患者や見舞客が負傷したとか、看護師が医療機械を移動中見舞客にぶつかり見舞客が負傷した場合など)による損害は補償されませんが、②の病院賠償責任保険では、施設賠償責任保険がセットにされていることが多いようです(詳細は、お手元の契約書類をご確認ください。)。

 補償の内容はご存知ですか?

 補償の内容については、本稿を読まれたのを機に是非一度確認されることをお勧めしますが、概ね、(ア)治療関係費(医療費、入院費、通院費、看護料など)、(イ)休業補償費、慰謝料、逸失利益など、(ウ)裁判費用、弁護士費用等の争訟費用(ただし、後述するように、保険会社が同意したものに限られることが多いようです。)については補償されているようです。


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 執筆責任者 弁護士 赤井勝治(京都弁護士会所属)

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by motomame | 2014-01-09 09:00