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by 弁護士 赤井勝治

診療契約(2)

 前回の診療契約の続きです。
 診療契約の当事者の一方は、当然ながら患者さん本人です。患者さんが未成年者の場合には、法定代理人としての親御さんです。
 もう一方は、開業医ならば医師の先生方、病院ならその開設者です。

 では、診察を開始する前から患者さんに意識がないような場合は、誰を契約者とすれば良いのでしょうか。
 近親者などが患者さんを連れてきた場合には、その近親者が一般的に見て患者さんから日常生活における代理権を与えられているといえるような人物(親子、同居の親族等)であれば、その近親者を代理人として患者さん本人との間で診療契約が成立したと考えて差し支えないでしょう。
 他人など、一般的に見て患者さんから日常生活における代理権を与えられているとはいえないような人物が患者さんを連れてきた場合には、ケースバイケースなため、一概には論じることができませんが、ほとんどの場合は後日意識を取り戻した患者さん本人が契約当事者として医療費を支払うことに同意するでしょう。


 診察治療にあたっては、後日、医療費の請求をめぐってトラブルにならないよう、診療契約を意識し、特に契約当事者をはっきりとさせておくことが肝要です。トラブルになってしまった場合には、早めに弁護士に相談されることをお勧め致します。

 次回は、医療事故が起こってしまった場合の責任についての概略を述べる予定です。


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 執筆責任者 弁護士 赤井勝治(京都弁護士会所属)

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by motomame | 2013-12-12 09:00